針が一本なくなった、セイコーの腕時計。20代の頃に頂いて、乱暴な人生にもめげずに時を伝えてくれた時計。修理屋に持っていくと、メーカーに送られることに。買い直したほうが安いかもしれない。新しい時計は新しい気持ちになるかもしれない。それでも、捨てる気にならず修理を依頼。私は古きにしがみついているのか。それとも、真のN.E.W.を奏でているのか。それはいつか気づく。