貞子。(早矢花)のきまぐれ日誌

2000年09月16日(土) 試食。

昨日は日記を書けませんでした。
何故かって。
それはバイトに出かけて朝9時に出て、
帰ってきたのが夜の8時近く。
従来のコンビニとは別に短期のバイトのため。
一週間前だとか2,3日前に突然電話がかかってきて、
「来週××なんだけど(バイトに)入れる?」
と、直前に言われるのがこの所のパターンに成りつつある。
私にもいろいろ予定があるんすよ、
某Sデパート総務のMさん…|(−_−)|

で、昨日、今日とやったわけですが。
昨日は和惣菜、今日は和菓子でした。
おかしいですね〜電話では「物産展」と聞いていたのですが(苦笑)
いいよ、どうせ私は食品課の穴埋め要員さ〜

デパートのバイトは客層が違う為か、
興味や関心事がコンビニとは若干違う。
そして、当然困った客の種類も違う。
惣菜を入れるためのパックをもっと大きくしてくれとか、
(昨日も言ったのよ!責任者と一度話をさせろとか言われても、
私にはどうしようも出来ない。)
契約外の駐車場のチケットに判子を押せ、とか
(駐車場が渋滞だったのよ〜とか言われても押せないものは押せない。)
物産展では試飲できるお酒を片っ端から飲んで、
酔った挙句に売り子に絡んで営業妨害をしたり、(質が悪い)
中には文字通り危険な人もいて、
ストーカーまがいの人もいれば、
ブラックリストに載っているような人もいる。
そして、試食をするだけして品物を買わない人。

中でも特に困った客が「子供」である。
厳密に言うと「客が連れてきた」子供なのだが。
ところがこの子供と来たら。
うるさい。目障り。邪魔。厚顔無知。
まさに野放図状態なのである。
有る意味、子供連れの多い土日祝日は地獄である。
泣く、わめく、叫ぶ、走る、暴れる、ひっくり返る、
やたらとものを触りまくる。
極めつけは、「物をねだる」。

和惣菜の販売の時、4歳ぐらいの女の子を連れたおばあさんが来た。
歯の悪いご主人に食べさせて上げられるような
惣菜が欲しいと言う事だった。
そうなると、当然「試食」をしてもらわなければいけない。
歯の悪い方の食事なら味だけ出なく、
食材の堅さも購買の上で重要なポイントになる。
必然的に私も試食をその方に薦めた。
相手はその惣菜の味を噛み締め、堅さなどを吟味する。
その時、横にいた孫が「私も欲しい、食べたい」と言い出した。
口にするだけならまあ、良かった。
問題はその後。
その子は手を伸ばし自分で直接手に取ろうとしたのだった。
間髪要れずおばあさんはそれをたしなめ、ちゃんと叱ったので
未遂に終わったが、なんと図々しい子供だろう。
付け加えるならばその後もその子は
「私も食べたいなー」とわざと私に聞こえる様にアピールした。
こうなると普段から心が狭い私は、
もっと狭くなり「誰が食べさせてやるもんか!ク××キが!!(怒)」
と、心で悪態を突き、その厚かましい声を無視した。

そんな子供のする事で…と思う人もいると思う。
しかし。
試食はタダではないのだ。
仕入れの段階でちゃんと試食は試食で仕入れてお金を払っているのである。
けっして試食は売る側の好意ではない。
商品を売買すると言う契約行為が成立するか否か、
購入を決定する権利を持つ客に対するセールスであり、
売りこめるか否かの一種の「商売」である。
そしてその売りこむターゲット外、
言ってしまえば品物を買うことが出来ない子供が
試食をする、せがむと言うのはお門違いというものだ。
また、試食を渡されて子供に渡す親がいるが、
正直に言わせてもらうと、
「子供じゃないんだよ!アンタに売りつけようとしてるんだよ!」
ということなのである。

何よりも、試食が欲しいとせがむ我が子を見て
恥ずかしいと思わないのだろうか、その親は。
端から見てれば、家じゃろくなもの食べさせてないのか、
はたまた、「意地汚い」かと思ってしまうのだが。
自分の子供が物乞いや乞食と一緒であさましい行為をしていることや
憐れみの目で見られている事を
恥ずかしく思わないのだろうか。
不思議だ。

今度見かけたら口に出して言ってやろうか。
親はどんな顔をするだろう。


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