「故郷」
砂の川を渡って滝へと続く道をゆこう。音色は美しい唄となり深く心に響くだろう。それは新たに訪れた十の津波。蒼緑の沢を見渡す岩の上で二人で茶でも飲もうか。赤く平らな月の形が入り江で僕らを別つまで。