short story


2001年08月24日(金)


「故郷」

砂の川を渡って
滝へと続く道をゆこう。
音色は美しい唄となり
深く心に響くだろう。
それは新たに訪れた十の津波。
蒼緑の沢を見渡す岩の上で
二人で茶でも飲もうか。

赤く平らな月の形が
入り江で僕らを別つまで。

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日記才人