「あの頃のように」
幼い頃、一緒に遊んだ近所のお兄ちゃんが好きだった。優しくて面白い人だった。いつも私を気遣いバカなこともやったけどなにか真ん中に芯が通っていてこの人は信用できると心で感じた。もう20年も会っていないけどもし偶然会うことがあったらまた昔のように僕の前を走って僕の知らないところへ連れて行って欲しい。きっと僕は置いてはいかれまいと必死に後ろを追いかけるのだ。