short story


2005年02月01日(火)


「あの頃のように」

幼い頃、一緒に遊んだ近所のお兄ちゃんが好きだった。
優しくて面白い人だった。
いつも私を気遣い
バカなこともやったけど
なにか真ん中に芯が通っていて
この人は信用できると心で感じた。
もう20年も会っていないけど
もし偶然会うことがあったら
また昔のように僕の前を走って
僕の知らないところへ連れて行って欲しい。
きっと僕は
置いてはいかれまいと
必死に後ろを追いかけるのだ。

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日記才人