銀河8丁目10番地の日誌

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つつうらうら墓参り  2005年08月20日(土)


店主の盆休みはとっくに終ー了ーしていますが、
じいさんばあさんを実家に送迎する無料タクシーとして日々こき使われています。

じいさんばあさん(昔、そういう題名の小説があったな・・・作者は誰だったっけか)の実家は当然、田舎です。
えッ、今も十分田舎だろうって? いやいや、さらに上行くウルトラ田舎です。

ばあさんを実家に連れて行き、一行にその姉妹を加えて、さらに墓参りに直行。
早々、点火装置(マッチとかライター)を忘れたために蝋燭に火が点けられず、
「まーいいわね、このままでぇ」
と、火を点けずに蝋燭(おそらく2、3回使いまわし)を放置。
花を飾るスペースが狭く、倒れてしまいそうだったため、
「まーいいわね、折ればぁ」
と、生花を素手でと折るばあさんたち。
お供え物はありませんでした。
何て豪快な墓参りだ、ご先祖が泣くぞ!

そして次に、じいさんを実家に。
じいさんの墓参りは、蝋燭、花、供え物など、何ひとつ持って行かず、
数珠だけを身に着け、無駄な動作を一切無くした男気あふれる合掌でした。
(※おそらく、ただ面倒くさいだけと思われます。)

じいさんは既に墓地を購入しています。
うーん、80超えるとやっぱり墓の購入も考え出すんだろうなぁ。

店主のもう一方のばあさんに当たる墓はお参りに行きましたが、
供え物を放置し忘れたまま帰って来てしまい、夜になって気付いた母さん。
「じゃー墓に行けばー」と、店主が提案したところ、
「夜中に行きたくない!」と乙女みたいなことを言い出しました。何才だ、てめぇ。

夜中0時に見に行って来ました。変な度胸。
残念ながら人魂は見えませんでした。

墓は全く怖いと思いませんね。真夜中の学校とか、真夜中の雄島なんかは多少怖いですが。
強いて、正直怖いなと思うのは、我が家の家訓として、
「無縁仏に手を合わせるな」
という一節が何故か、あることですかねぇ・・・


パト / 宇宙書店

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