店主の盆休みはとっくに終ー了ーしていますが、 じいさんばあさんを実家に送迎する無料タクシーとして日々こき使われています。
じいさんばあさん(昔、そういう題名の小説があったな・・・作者は誰だったっけか)の実家は当然、田舎です。 えッ、今も十分田舎だろうって? いやいや、さらに上行くウルトラ田舎です。
ばあさんを実家に連れて行き、一行にその姉妹を加えて、さらに墓参りに直行。 早々、点火装置(マッチとかライター)を忘れたために蝋燭に火が点けられず、 「まーいいわね、このままでぇ」 と、火を点けずに蝋燭(おそらく2、3回使いまわし)を放置。 花を飾るスペースが狭く、倒れてしまいそうだったため、 「まーいいわね、折ればぁ」 と、生花を素手でボキボキと折るばあさんたち。 お供え物はありませんでした。 何て豪快な墓参りだ、ご先祖が泣くぞ!
そして次に、じいさんを実家に。 じいさんの墓参りは、蝋燭、花、供え物など、何ひとつ持って行かず、 数珠だけを身に着け、無駄な動作を一切無くした男気あふれる合掌でした。 (※おそらく、ただ面倒くさいだけと思われます。)
じいさんは既に墓地を購入しています。 うーん、80超えるとやっぱり墓の購入も考え出すんだろうなぁ。
店主のもう一方のばあさんに当たる墓はお参りに行きましたが、 供え物を放置し忘れたまま帰って来てしまい、夜になって気付いた母さん。 「じゃー墓に行けばー」と、店主が提案したところ、 「夜中に行きたくない!」と乙女みたいなことを言い出しました。何才だ、てめぇ。
夜中0時に見に行って来ました。変な度胸。 残念ながら人魂は見えませんでした。
墓は全く怖いと思いませんね。真夜中の学校とか、真夜中の雄島なんかは多少怖いですが。 強いて、正直怖いなと思うのは、我が家の家訓として、 「無縁仏に手を合わせるな」 という一節が何故か、あることですかねぇ・・・
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