TAKANORHYTHM...Tomoe

 

 

「魔弾〜Der Freischutz〜」レビューその2 - 2000年10月16日(月)

なんかすでに、「progress」の感想書きたくてしょーがなくなってきたので、
先にこっちを仕上げておこう(^^;

その前に・・・
<本日のTMR的雑談>
・帰りにPOP BEATを購入。おお!ポスターつき。写真もマアマア。
 「この声の向こうに」(注:TMRオフィシャルブックのひとつ)系のぼやけた感じの写真、
 わりと好みかも。
・帰ったらHEY!×3、グァムでのトークの続きと、LOVE SAVERのライブの放映。
 LSは、魔弾と一緒に録ったんだよね!
 そんで、夜遅くなっちゃって、全員ヘロヘロだったという(苦笑)。
 タカノリさん、顔けわしい〜★ 歌もちょっと・・・( ̄ー ̄;
 でも乳首が透ける衣装はツボなんだな(爆)。
・終わったらNHK-FM「ミュージックスクエア」(だっけ?)のゲスト。
 ナチュラルトークがいい感じでした。
 「僕は世界中の女性の恋人」っていうの、やめなさい!( ̄皿 ̄;
 かわいい嫁も家庭もあるのにどーしてこう、欲張りなのかのう、こいつは★★
 でもそこがかわいい、と(苦笑)。気分は猫の飼い主だー。
・アルバムのCD-Extraでインストールしたオリジナルソフト
 「keepup-TMR」。タカノリの声でメール着信を知らせてくれます(笑)
 今日初めて声を聞きましたー。なんか、、、嬉しいかも( ̄ー ̄)♪

ではでは。やっとレビューの続きを。
これ終わったらLOVE SAVERも書きたいし。なんで日記にこんなしんどい思いを??

「魔弾〜Der Freischutz〜」レビューその2
  ――狭い世界で君しかいない――

〜歌詞〜
さて、「魔弾」は、ぼんやりしていて彼女にフラれてしまった男が
彼女への未練を歌う歌。断ち切れない想いの歌。全然かっこよくなんかない。
冷めない熱とともに残されて途方に暮れる。そんな感じ。
こないだ日記で触れた、「LOVE」という雑誌でのインタビューでも、
それが西川流だと言っていたな。
どんなにみっともなくても欲しいものは欲しいし、叶わない夢を見てあがく。
そういう不器用な姿が、私はとってもTMR的だと思ってる。

この曲で一番好きなフレーズはやはりこれ。
「狭い世界で君しかいない」
西川に対するTMRメンバー(ファン)の想いに通じるよね(笑)。
ほかにどんなかっこいい人がいようが、売れてる人がいようが、奴(西川)がいいんだ。
代わりのない、唯一無二の存在。ああ、脳みそ煮えてるな私。煮え煮え(笑)。

実は私、井上秋緒さん(TMRのシングル曲の作詞をしている方)の歌詞が大好きなのでございます。
私のハートを射止めたWHITE BREATHにしたところで、
井上詞なしでははまらなかったかもしれません。
「愛をどーこー云うの?そんなんどーだっていいから〜」と歌われて
そう、どーだっていいわ!と言ってはまったわけです、私は(笑)。
といっても、ほかの浅倉曲に井上さんがつけてる歌詞はさほど好きじゃないので、
正確には「西川用に井上さんが作った歌詞」が好きなのでございましょう。

井上さんの歌詞は、言葉遣いがわりと難解。漢字もそこそこ使う。
魔弾だと、「咎め立て(とがめだて)」とかね、
三半規管、にピンとこない人もいたでしょう。波及効果、饒舌、も難しめだな。
タイトル自体、ドイツのオペラ「魔弾の射手」から取ってるんだもんね。
文学系?(笑)内容はあまり関係ないけど。
そしてダブルミーニングも好き。「HIGH PRESSURE」の「early summer」と
「ありさま」は有名。「HOT LIMIT」の「やれ爽快」にはすべったけどね(笑)
(注:新生TMRになってからは言葉遊びはあまりしなくなりました)
そしてなにげにけっこうエロい。HOT LIMITなんてよく聴くとかなりエロい。
別冊宝島の「音楽誌の書かないJ−POP批評」で「一発入魂エロエロ歌謡」とか
書かれてたんだ、HOT LIMITの頃は(笑)。私はこの評価、結構ツボだと思う。

井上さんの書くTMRの歌詞は、届かないものに手を必死でのばしているような
もどかしさ、切望をよく表現している。
西川貴教としてのデビュー曲が「BLACK OR WHITE?」なのも象徴的だ。
これは傷ついても止まらない情熱を歌った歌なのだもの。
そんな熱望を、回り道抜きでストレートにぶつけてくる西川ボーカルの力。
「LOVE SAVER」の歌詞に「燃え尽きたい感じ」という表現が出てくるけど、
私はこの表現も彼にはぴったりだと思うんだ。

TMR創世記のころの歌詞は、わりと具体的で覚えやすいものが多かったけれど、
TMR-eになったら、むちゃくちゃ抽象的で曖昧になってしまった(苦笑)。
率直に言いますが、-eのシングル3部作は1曲たりとも満足に覚えていません。
今の新生TMRは、第1期と-eの中間くらいの感じですかね。やや抽象。

作詞の井上さんは、元追っかけで、かつては少女マンガの原作も書いていたとか?
私も同人誌系(笑)なので、そのへんの匂いが合うのかな〜。

微妙に言葉遣いが難しく、ちょっと抽象的でエロティック、
カッコ悪くてとにかく熱いTMRな歌詞世界。私は大好きなの。




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