TAKANORHYTHM...Tomoe

 

 

心の封印 - 2001年03月28日(水)

今日はふと思いついて、封印ビデオを見た。
封印ビデオ・・・それは2年前の東京ドームノーカット完全版ビデオ(汗)。
BSの貴教革命で目にした以外、このオリジナル版はたぶんほんとに2年近く見てないはず。
封印解除されてからも見てない。ほんっとに封印がトラウマになってたんやな、私。

今、見ると、
・・・衣装は私、サマクラのほうが好みだし、メイクも同じ。
今やってる曲も、あのときこんなアレンジだったっけ?!と新鮮な驚きがある(笑)。
アルバム「the force」自体が好きじゃあないから、「Salsa Bazaar」とかほんっと久しぶりだしな(笑)。
もう2度とやんないだろな。ある意味貴重(笑)。

でも。やっぱり切ないものはありました。
あのときって、なんだか張りつめたものが切れる寸前のような緊張感が漂ってた。
あの場所は、タカノリと私たちの「T.M.Revolution」というプロジェクトの集大成、
ほんとの「約束の地」だったんだろう。
あのときのタカノリはこの約束を果たすことだけ考えて、
疲れた身体で必死で力を振りしぼってたんだろうか、て想像してしまう。

今とは違う、歌あり踊りありのエンターテイメント重視の構成。
浅倉氏の存在感。
タカノリの表情も心なしか今とは違う気がする。顔つきがやっぱり変わってるな。
この2年は、彼にとっても私たちにとってもすごい重いものだったんだな。

あの日の私の気持ちは、このビデオと同じくずーっと封印したままだったのかもしれない。
この春、なんだかそれを見つめ直したくなった。
いろいろあったにもかかわらず彼のことは今でも好きだから。
むしろ、封印前より好きかもしれない。見たくないものをいろいろ見てしまったような気がするけれど。

アンコールのとき
「帰りたくないんですよ」「この場所にいたいんですよ」って言った言葉を、
私は封印後何度も思い返してた。
あれは本気だったんじゃないかな、あの瞬間の彼は、TMRという夢にいつまでも酔っていたかったんじゃないかな、と。
特に封印直後、私はもう二度とT.M.Revolutionの西川には会えないかもしれない、と思ってたわけで。
だから私の中では、東京ドームはTMRラストライブに等しかった。

あの日のラストのTwinkle Million Rendezvousは、本当に気持ちがこもってた。全身全霊で歌ってた。
この曲は、今後どんなライブで聴いても、私の中ではあのとき以上のものにはならないと思う。
本当に「TMRラストライブ」を観る日を除いては。

私の心の一部分は、あの日のタカノリにあげてしまったような気がする。
今でもあの場所に、ドームにいるんじゃないかな・・・と思ってる。
それと同じように、タカノリもあの日、何かをドームに残してきたんじゃないか、と
友達と語ったことがあった。
その瞬間その場所でないと歌えない、聴けない歌、というのは確かにあるんだ。

あの日のタカノリを好きなのはあの日の私、
そして今のタカノリを好きな今の私。
ファン道とは失ったり振り返ったり懐かしんだり転んだり…結構シンドイものだなと思う。

それでも続けていけるのは、ライブでしか味わえない一瞬の輝き、感動を、
自分の中にいっぱい保存してるからだろうな。
また、あの得がたい瞬間に出会えるかもと思って、会場に向かう日々を繰り返す。

タカノリも、これからどんな風に変わってもいいけど、今まであったこと全部は忘れないで。
たとえ嘘だったとしても、確かにあの瞬間、私たちは何かを共有していたんだから。
・・・手紙、書こうかな、マジで(笑)。ま、読まないだろーけどさ。

ほんとに春は調子が悪い。さっさとHIGH PRESSUREな夏よ来い。


...



 

 

 

 

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