英国人の彼女 6年間の遠距離恋愛の末、イギリスに嫁いできました。ロンドンで息子と3人で暮らしています。
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昨日の「あいのり」では、ゲリラに両親を殺されて孤児になった男の子がお姉さんを探しに行くのを、あいのりのメンバーが手助けする、という内容を放送していました。
それを見ていて、某国(まあ、いまさら伏字にしなくてもいいのですけれど、とりあえず)にはそんな悲惨な話が多すぎて、それがわたしの中で日常になってしまっているように思いました。目の前の男の子を助けたい!と思えるような、心のやわらかい襞を、わたしはいつの間にか失ってしまったのかもしれません。
某国では、車に乗っていても、道を歩いていても、絶えず物乞いに周囲を取り囲まれるため、それが大きなストレスになっていました。お金やものをあげるという行為は、その人を一時的には救ったとしても、それが結局は援助に寄りかかるような構造を作ってしまうことが多くあります。一生懸命靴磨きなどで生計を立てようとしている子供たちもいますが、それを横目に、ただ物乞いで生きていこうとする若者もたくさんいます。
わたしは、どんなに相手が瀕死の状態でも、物乞いには一切何もあげない、というルールを自分の中で決めていました。でも、子供が辛そうに「おなかが空いた」とやってくるのを、一切無視をし続けるというのは、かなり辛いものがあります。そのため、彼ら一人ひとりの人生には思いをめぐらせないようにしていたのですが、そうやって毎日を暮らしているうちに、だんだんかたくなになっていったのでしょうか。1人を助けるのではなく、マクロを助けることを、いつも考えていたつもりなのですが、もう少し、目の前にいる人を助けることを考えてもよかったのではないか、と思えてきました。
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