英国人の彼女
6年間の遠距離恋愛の末、イギリスに嫁いできました。ロンドンで息子と3人で暮らしています。

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2007年09月17日(月) 悲惨な連休

悲惨な連休だった。

最終日の今日は、朝10時からある企業の取締役とミーティング。
この専門分野に特化した企業の
日本市場進出戦略策定プロジェクトを提案する、という仕事が
金曜日の夕方に飛び込んできたおかげで、
週末はずっと資料作成と勉強だった。

最も時間がかかったのが、やたらと長い英単語を頭に叩き込むこと。
苦手なのよね・・・。
しかも一緒にミーティングに出席することになった先輩が
「君の方が英語ができるから、俺は日本語で話す」と言い切ったせいで
英単語を覚えるという苦行は、全てわたしの責任へ。
くぅぅぅ。
プレゼンだけじゃなくて、通訳もさせられるとは。
結局、今朝も4時半に起きて、
ネットで探し出してきた英語の論文をガンガン読み、
知らない単語が出てくるたびに手帳に書き付け、カンペ作成・・・。
とっても役立ったけど、昼過ぎにはもう眠くて気を失いそうだった。

そんなフラフラの状態で夕方から向かったのは
国立小劇場で上映中の文楽、「菅原伝授手習鑑」。
吉田玉男一周忌追善であり、
人間国宝が3人も出演している贅沢な公演だった。
1等のわりには少し舞台から遠い席で、
人形の表情がまったく見えなかったのは残念だったけれど、
それでも十分堪能できる。

あまりにも疲れていた上に、
途中で休憩があるとはいえ、4時間以上の長丁場だったので、
これは寝てしまうかも・・・と
隣の友人にもったいないから寝てたら絶対起こしてと頼んでいたけれど
それはまったくの杞憂に終わった。
すごく面白くて、舞台から目を離せなくて、とても寝ていられない。
いいなあ。文楽。
今度ダーリン(仮)が日本に来たら、絶対連れて行こう。
日本人のわたしでも、義太夫節は字幕を見ないと
半分くらいしか理解できないから
同じようなハンデがあるという意味で、
文楽はけっこう外国人向けだと思う。
義太夫節と三味線は、その音色を聞くだけで十分美しいし。
英語解説のイヤホンガイドもあるしね。

今回は「菅原伝授手習鑑」のうち初段と二段だけの上映だったのだけれど、
今度は三段と四段、特にあらすじを読んだだけで
泣きそうになる寺子屋をぜひ観てみたい。

最近、歌舞伎や文楽、能、狂言などの伝統芸能が気になるわたし。
30代になって、負け犬もここに極まれり、か。




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