あずきの試写室

2000年12月29日(金) 「リプリー」

パトリシア・ハイスミスが書かれた
主人公「リプリー」は
「アメリカの友人」でも登場する
キャラクターとなっています。

でも、フランス映画「太陽がいっぱい」の
イメージがどうしても強くて
最後は有名な結末によって
逮捕されてしまうんだろなあという余韻を
残しつつ終わっています。
が、原作に忠実に作ったら
まったく別の作品
「リプリー」が出来ました。

裕福な子息と入れ替わるために
あれやこれやのうそをつきとおす
リプリー。

そのうそを通すことで罪を重ねてしまいますが、
果たして手に入れたのは幸せだったのか。。

原作に忠実に作られたことは
うれしかったのですが、
では逆に「太陽がいっぱい」より
「リプリー」が先に上映されていら
果たしてあれほど有名な映画になったかなあと
思うと・・・・

ハイスミスがリプリーというキャラクターを
気に入っていたのは
なんとなく分ったような気がしました。
でも、勿論身近にいたら嫌だけどね。


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