| 2002年03月12日(火) |
「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」 |
チケット購入時から劇場の方がかぶっている シャンプーハットのような被り物。 ヘドウィグのファラフォーセット・メジャース風 髪型だったんですね(気づくの遅すぎ)
ドイツ出身のヘドウィグは、怒りの一インチを残して 女性なのかはたまた女装の男性なのか中性的な存在に。 逆に一緒に生活する夫は、見かけは男性らしいのに 女性的(実際女優が演じてます。ちとびっくり)。 そんな二人とバンドのメンバーがツアーする先は ヘドウィグを裏切り、人気ロック歌手になった トミーのライブ先の近くのレストラン等。
ド派手のヘドウィグは、はっきり言って 悪趣味と芸術のぎりぎり境界線を歩いている感じ。 まさに、ベルリンの壁ぎわでしょうか。。
頑張って生きているのに、裏目に出てしまう姿は 切なさも垣間見えますが、 でも、底に見つめる眼差し弱くはない。 人生を裏手に取ったように唄う歌も パンチが効いていて、逆にすかっとしました。
私から見たら、ハデハデメイクよりも ナチュラルメイクをしているヘドウィグのほうが ずっと可愛かったな。 また幼少時のヘドウィグを演じる少年が いい味だしてます。 ベッドの上で踊り狂う姿は微笑ましい。 部屋が狭いからロックをある場所で 聞いているのですが。 あの発想はいいなあ。 自分もためしてみようかな(無理無理)
音楽。メイク。衣装どれも力が入っていて 架空の人物ヘドウィグを 実在の人みたいに、鮮やかに描ききっているのは 脱帽でした。
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