| 2002年07月04日(木) |
「ノー・マンズ・ランド」 |
戦争映画はいつも人間同士なぜ こんなに殺戮しあわなければならないのか。 空しいと思っていても ハリウッド映画の派手な演出で見ていると 兵士はこんなに家族を愛し人間を愛しているけれど こういう状況だから戦うしかないんだ! なんて段々ヒーロー物を見ている 気分になってきちゃうのが怖かった。うん。
この作品は、派手さ加減ゼロ。 あくまで戦場における人間の心理を 描いていていて、今まで見た戦争映画とは だいぶ違っていた。 監督がボスニア紛争で現地を撮影し その映像が世界的に配信されたということだけれど 実際にその中で感じた世界や経験が 土台となっているからよりリアルなのかもしれない。
メインの登場人物はたったの3人 敵対する兵士二人と 怪我を負って倒れていた下に 地雷を埋め込まれ、身動きが出来なくなってしまった兵士。
ノー・マンズ・ランド(ボスニアとセルビアの中間地帯)に 取り残された3人を取り巻く、其々の軍と国連防護軍そして マスコミ。 中には、ちょっと笑いを誘うシーンもあり 見ていて飽きない演出はさすが。
特にラストは、強い余韻を残し、 見終わった後は暑かったはずなのに なんかぞくぞくした。
映画館の外を出たときの 町の雑踏と、喧騒に包まれた時 ああ平和ってありがたいなあと 全く持ってボキャブラリ貧困さを感じさながらも 心から思ってしまった。
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