あずきの試写室

2004年06月18日(金) 「女はみんな生きている」

袖振り合うも他生の縁と申しますが、
こういう出会いがあったら、
人生確かに変わるかもと思うような二人の出会い。

娼婦のノエミと社長夫人エレーヌの
二人の復讐劇は、本当に痛快の一言。
畳み掛けるようなスピーディーな展開は楽しいですね。

ノエミの半生は、壮絶のひとことだけれど、
そのことをバネに生きていく姿は
本当に女はみんな生きているですね。
しかしこのタイトル
つい「僕らはみんなから〜♪」と歌いたくなりますが、
原題「Chaos(混沌)」えらい違いですね(笑)

女性二人のバイタリティさに比べて
男性陣なんだかとほほです。
売春組織の3人組しかり、エレーヌの夫といい息子といい。
しかもノエミの手腕にあっという間に
ひっかかってしまう姿は、笑えると共に情けないです。ふえ。

脇役もしっかり固めていながら、
やっぱりノエミ演じる目がパッチリ、スレンダーなラシダ・プラクニと
エレーヌ演じるちょっとノートンくん似(笑)のおばさんだけれど
かわいい容姿のカトリーヌ・フロ二人の演技が冴えている作品でした。


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