1968年北朝鮮によるソウル襲撃未遂事件の 反撃として、結成された囚人ややくざからなる 暗殺部隊684部隊。 その部隊の過酷な訓練が行われたのが シルミド(実尾島)だったとは、この映画が上映されるまで 知りませんでした。。 シルミドの場所も仁川のすぐそばの島だったのですね。 しかも北朝鮮の特殊部隊が31人だったから 684部隊も31人にしたそうで、 そこまで力をいれて鍛え上げた部隊の 悲惨な結末までが、これでもかという感じで 描かれていきます。
が、ここまで熱血映画に仕上がっているとは 正直思っていなかったので。 画面で、684部隊の皆さんが 終盤に向かって燃えれば燃えるほど 観ている私は、冷めてきてしまって。 わあ。すみません、すみません!!!という感じ。。。うむ。
「火山高」にも出ていたホ・ジュノ演じるチョ軍曹の 存在がいいですね。最初厳しいだけかと思ったら違っていて。
それにしても、謎だったのは 何故後半にいたる暴動が起こってしまったのか。 勿論映画の中でも、語られていますが。 その真相は何だったのか。 そして、訓練兵と教育兵は訓練に明け暮れる日々から どのような感情が芽生えていったのか。 なんて考えちゃって。 結局ノベライズではなく ハヤカワ文庫の「シルミド」と東京新聞ソウル支局長だった 城内康伸さんの「シルミド」まで 買ってきてしまいました(おーい)
これほどの事件であっても、 ラストに描かれた現実は、歯がゆさとやるせなさを 本当に感じずにはいられないです。
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