2003年01月22日(水) |
続 どこかの星の王子様へ。 |
拝啓
夜の雨は寒いですね。 今日は渋谷で降られて傘もなく、 足が凍りそうでした。
お元気ですか。 疲れたら、あなたにお手紙を書くことにしています。
就職活動の自己PR完成が佳境に入ってきました。 毎日、人に相談をしていると これでもかと言うくらいのだめ出しを食らいます。 人生二回ぶんくらい、「それは自己PRにならない」 「何を言っているのか分からない」と言われます。
私はもともとほめられて育つタイプですから 辛くて仕方ありません。 それでも相談し続けるのは、まだ何かを得られると どこかで期待しているからでしょう。 慣れと言うのは恐ろしいもので、 だんだん涙も出なくなります。 こうして人は強くなるのかと、少し思います。
池澤夏樹「スティルライフ」を読みました。 その中に、星、遠方を見ている彼が僕にとっての彼で、 株をやっている実務的な姿に違和感を覚えた というような内容の一節があって、私もこういう気持ちに よくなるなあと思いました。
いつも、星を見ている人が好きです。 自分もそうありたいと思います。 私は私の、カナダでメープルシロップ農場員になる計画を ばかにしないで聞いてくれる人が好きなんだ。
きれいごとでしょうか。 きっと、きれいごとね。
こういう手紙ならいくらだって長く書けるのです。 何の役にも立たないけれど。 ではまた。
かしこ
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