日々の泡

2001年05月16日(水) 毎週一回、配られるSFネタ

新聞の学芸欄…に含まれるのだろうか?
夕刊の「科学」欄を読むのが結構好きだ。
理科系の素養はないので、記事の説明だけで私のような一般人に
どれくらい理解できるものか、記者と勝負する気分で読む楽しみもある。
(政治経済社会すべての面についてそうやってたら、立派な新聞読みになれるのに)
「自然界最小のベアリングは精子の尻尾(鞭毛?)の付け根にある」
などといった記述を見つけては何となくなごむ。もちろん恐ろしい記事もある。
新聞社発行のグラフ誌(今でもあるの?)のような浮世離れした内容に、
一見みえるけど実はそうでもない。
科学のコーナーはミステリとホラー、美術・デザイン(カラーも多い)そしてお笑いと、
バラエティな要素を含む読み物なのだ。

先週の朝日夕刊。
ナナフシという昆虫の仲間には、有性生殖をするもの、単為生殖をするもの、
その二つを併用するものがあるという。
私たち霊長類の仲間うちでは、そんなにバラエティに富んだ生殖のしかたはない。
有性生殖だけだ。さすが昆虫は奥が深いな…と思っていたけど。
人工的な手段で「こんな生殖のしかたどう? じゃあこれは?」てなことは
既にやってるんだね…私たち。

今週の朝日夕刊。
「DNAのメチル化」という難しいおはなしをしていたのだが
(遺伝子のスイッチをオフにするんだそうです…)
例としてあげられたシロイヌナズナの変異体は、めしべが小さく、
おしべの数が異常に増えているので
(つまり男があぶれてるのか? 一輪の花の世界で←っていうか
女王が発育不全なのが問題では)
「スーパーマン」と呼ばれてるそうである。ついでに
「クラーク・ケント」という変異体もあるそうだ。
…アメリカ人、あそんでるな。


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