京極夏彦の先日出た新刊を買うために本屋さんへ行く。 この本を買ったらもう他にお買いものは出来ないと思っていたが、五條瑛の新刊発見!「ヨリックの饗宴」。 即購入です。ハードカバーと京極本で重い!でも嬉しい・・・(^.^) うれしついでに、サンマルクでひとりでできるもんを実行〜。(ひとりでできるもん=喫茶店等に一人ではいること) コーヒーとチョコクロワッサンを食す。これは先日も敢行したが、今回は、本を読むという時間も付け加えてみた。 う〜ん、雑音のなかで自分だけの時間を保つという、ちょっと大人〜な時間(?)を体験。←小心者、笑 小1時間ほどの至福な時間でした。 さすがに京極本は外では読めません、笑、ので五條本の冒頭を読みました。
続きは家に帰ってから、そして読破してしまいましたー。 感想は、面白い!です。夢中になる面白さです。五條ファンの心理をくすぐる要素たっぷり。謎が謎を呼び、最後に氷解する五條的どんでん返し。読むスピードに拍車がかかり、スピード感が楽しめます。 でも、ちょっとやられた〜と。 それは、ととがオリジナルNovelで考えていた、モチーフが書かれてあったから。 例えば兄弟の繋がり。特に兄から弟へ愛情。他人を相容れない、同じ血を持つものへの執着、もしくは他人の血が混じったものへの嫌悪感。子供を見捨ててまでできる、女としての夫への執着心。虐待を受けた記憶を持つ子供の心、等。
五條先生の書く小説は、日本の社会構造や政治や国際情勢など開眼させられ、お勉強になり、萌え心も刺激されるのが魅力ですが、本当は家族(もしくは繋がり)というテーマが内包されてるのがすごい魅力になっていると思います。
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