そろそろ暖かくなってきて、この季節がやってきた。そう、妹の背中の毛を剃る季節。ウチは「後ろが開いている服なんて着れないっ！」ってことで、Ｖに開いているセーターでも、開いているのは前限定なんだけれど（しかも下にはハイネックを着る。鎖骨出せない！）、妹は後ろもしっかり開いているものを着る。

　そうすると剃刀片手に人のそばによってきて、無言で服を脱ぎ、キャミ１枚になって
「はい」
って一言。いや…「はい」じゃなくてさぁ…。
「ついでに、二の腕もよろしくね」
って、そこは自分で剃るべきところだと思うなぁ。
「だって、体が固いから、筋をつりそうになるんだもん」
うん、ウチもよく、お風呂の中で「あたた…」ってつぶやいているけどさ。ウチは二の腕の裏の無駄毛を処理しようとすると、必ず首の筋をつる。運動不足だろうか…。

　ていうか、毛も大変だよなぁ。生えてくる場所によっては
「もう！」
とか言われつつ剃られて（足とか腕とか）、生えてくる場所によっては大切にされて（頭とか）。毛も、生えた場所で運命が決まるんだろうなぁとか、妙なことを考えてしまった。