続・無気力童子の紙芝居
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2006年11月16日(木) |
ありがとうありがとう |
読んでくれると思ってなかった 2ヶ月も 何も書いていなかったのに わたしの薄く濁った水は きっとなまあたたかいことでしょう
他愛もないこと くだらない生活の話 そんなことも 話すことが出来ない人間に囲まれて ただひたすらに時間を消費していた
視界がすこしだけ 澄んだ気がします のどの奥にある 小さい箱のふたが 久しぶりに開いた 混濁していた意識のかたまりが ひとつひとつ 薄っぺらい膜みたいに変化して 湖の表層に浮んでくる それをあたしは 細密につくられた銀細工の匙ですくい取って 乾かして 言葉に変えるのだ その作業が わたしは本当にすきだったんだ 忘れていた。
それからもうひとつ。
あれから一年が経って 何事もなかったかのように 普通に 会話が出来ること
イラナイ人は消えていくけど 指のあいだから落ちずに ずっとそこに留まっている人もいる そういう人に限って 早く逃げ出したりもするけど 残った人を大事にして 生きていかないといけない
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