ひだまり日記

2003年05月03日(土) 父が倒れた

夜携帯が鳴った。父の友人からだった。
父が倒れたのでした。母に連絡がつかないので、父の手帳を見て電話したそうです。

昼からまったく無かった意識が、23時過ぎてようやくもどりました。言語障害と物忘れ(?)後、指先が思うように動かせないという障害が出ていました。

娘の私を忘れているんですよ。
母は理解できる。でも私を目の前にして、
「きららは来てくれないのか??」としきりに言ってました。
私がきららよ!!と言っても、首をかしげている姿を見て、少し悲しかった。

早くよくなって欲しいと願うしかない。
しかし、記憶障害はたぶん治らないでしょうと言われたので、後は奇跡を願うしかないのです。
父がもうずっと私を認識できないでいるなんて事、あるはずは無いと思っているのです。

自分が人の記憶から消えるという事が、こんなに辛いものだとは思わなかった。
今、私は父の回復をと願う気持ちと、父が自分を忘れている寂しさの2つの気持ちに挟まれて、素直に心配をしてあげられない自分が少しだけ嫌だなと思うのです。






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