父の検査結果が出た。癌が骨にまで広がっているという。ただし、年老いているので進行が遅く、そのままで様子をみましょうとのこと。祖母もそうだった。癌が見つかり、あちこち転移しても15年も元気に生きていた。亡くなった時も、癌ではなく他の病気で亡くなっている。だから、手術をしないと言われても、祖母の時のようにあまり不安は感じなかった。ただ、万が一の覚悟だけはしておこうと、きっとその話しを聞いていた誰もが思っていたに違いない。