罅割れた翡翠の映す影
目次過去は過去過去なのに未来


2001年09月03日(月) 手荒れ。 缶太郎

凄い手荒れ。
火傷みたくなって腫れ上がってる。
皺だかアカギレだかわかんなくなって。
感覚が凄く鋭敏になりすぎて、
脳が感覚を遮断しようとオピオイドを過剰に放出してる。
感覚ごと意識もダウンする。
我慢の足りない瞼が勝手に落ちて来る。
気がついたら違う場所にいた。
手に持っていた荷物が無い。
いつもの話。
たいした物でなくてよかった。
日本語が異国の言葉に聞こえた。
電車の中の話声が全て解らない。
視界が範囲をそのままに暗闇の中へ小さくなるような感じ。
真っ暗な部屋でテレビ見てるみたい。
現実がフィクションのように思えてならない。
ゲームに没頭してる時、ふとわずかに現実に帰るような。
胡蝶の夢。
現世は夢、夜の闇こそ真実。
終わらぬ夜と醒めない悪夢。
極地の百日夜のように。
冬が溶ける迄天使は目覚めない。
命の農夫はやってこない。
秋に刈り終えたから。
春まで蒔かないから。


Jade |MAILBBS

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