罅割れた翡翠の映す影
目次過去は過去過去なのに未来


2002年09月02日(月)

痛い…。
痛い痛い痛い…。



残った左眼が痛い。
頭もズキズキする。
そして、首を締め上げる異物感。
苦しい。
眠いけど、眠ることも出来ない。
自分を保つのが精一杯。
そのまま倒れ込んで気を失ったならどんなにか楽か。
でも、こんな所で何かやらかす訳にはいけない。

痛いよ。
寒いよ。
苦しいよ。
見えるはずのないモノが手招きをしてる。
ごめんね、そっちに逝くのはまだイヤなんだ。
聞こえるはずのない声が囁き続けている。
ごめんね、その願いはもう聞き入れたくない。

首輪のように繋がれた過去が真綿のように首を絞める。
嘘であれ。
僕の知らないこの身体の過去。
精緻に彩られた虚構なら。
叩き付けて壊してやれるだろうか?
もしそれが真実だとして。
受け入れて進まなければならないのに。


Jade |MAILBBS

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