罅割れた翡翠の映す影
目次|過去は過去|過去なのに未来
逢いたかったよ。 優しく抱いて軽くキスをして。 チョコより甘いリキュールを唇から注いで。
現実逃避。 逢えないモノは仕方ないじゃない。 慰めてもらったって涙が出る訳じゃない。 だからね、慰めてもらわなくたっていいの。 ただ、一緒にいつもの馬鹿騒ぎしてるだけでさ。 だから、今度馬鹿騒ぎしよーぜ♪
また、逃げる。 僕は、逃げる。 正当化なんかしない。 理由なんか知れてる、僕が弱いからだ。 でも僕の弱さからは逃げない。 逃げられない事ぐらい、そろそろ判ってきてる。 眼を逸らさない。 吐き出しそうな現実から。
|