橋本裕の日記
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2005年06月10日(金) お葬式の値段

 6月8日(水)のNHK「クローズアップ現代」は「高すぎる?お葬式の値段」というテーマだった。一年間に亡くなる人の数は100万人を超え、葬儀市場がますます拡大するなかで、葬儀価格が高すぎる、サービスの中身が不透明だといった消費者の不満が高まっているらしい。

 公正取引委員会の調査によると、葬儀費用の全国平均は240万円にのぼり、葬儀業者が火葬場の担当者に勝手にチップを渡していたり、わずか数十メートルの距離なのに霊柩車を使っていたり、業者の言うがままに消費者が料金を支払わされているケースもあり、不透明な葬儀価格とサービスの実態が明らかになってきた。

 葬儀は急を要する。そうしたなかで、遺族はあわただしく葬儀屋と交渉しなければならない。しかも相手は葬式のプロである。死んだ肉親への愛情や世間体、見得も手伝って、葬儀屋の言われるままになり、あとでとんでもない額の請求書に驚くこともある。

 折しも、tenseiさんが「雑記帳」に「お葬式」と題してコラムを書いている。一部を引用させていただこう。
http://www.enpitu.ne.jp/usr1/bin/day?id=18221&pg=20050606

<死別の悲しみとは別の、金銭、義理、しきたり、序列、、、そんなことに縛られ、振り回されして葬式を迎えるわけだ。生きる気力も失うほどのショックの中にいるかもしれないし、混乱してただでさえ何も手につかない状態に陥っている配偶者に、そんな精神状態とは無縁の細々とした雑事を課して振り回すわけだ。誰がそんな試練を課しているのか?

 ・・・世間である。なぜ、人間というのは、余計なものを生み出して互いに苦しめあるようなことをするのだろうか?戦争や自然破壊と同じく、愚かとしか言いようがないではないか。

 私は風葬志願者で、お経もあげてほしくないし、キリスト教式に葬ってもらうにしても洗礼も受けていないから、何もしなくていい、骨の処理に困ったら、長良川か海に流してもらえばいい、と思っていて、その手続きを遺言として残しておこうと思っている>

 私も家族に、「延命治療も、葬式も必要ない」と言ってある。火葬場で焼いた後、骨は細かく砕いて木曽川にでも流してくれればよい。読経や墓もいらない。もっとも、私の希望はモンゴルの草原で野垂れ死にすることなので、そのようになれば、骨を焼いたり砕いたりする面倒もなくなるだろう。

 さて、それでも大方の人は葬儀を行いたいと思っているだろうから、NHKの番組でコメンテーターが解説していた「葬儀のトラブルを避けるための3ケ条」を紹介しておこう。

�〜魑群阿�らしっかりした見積もりをとること。
�∪諺阿�ら家族で自分はどんな葬儀を望んでいるのか話をしておくこと。
��かたちに拘らないこと。

 葬式は「かくあらねばならない」ということはない。お金を掛けなくても愛情の感じられる葬儀は可能なはずだ。葬儀屋のいう「世間並み」という言葉にだまされないためにも、前もって家族で話し合いをしておくべきだ。結婚式もそうだが、とくにお葬式は、質素で心のこもったものがよいと思う。

 なお、自然葬について詳しく知りたい人には、次のHPがおすすめである。自然葬にするための法的な手続きから、お骨の砕きかたまでわかる。

「自然葬マニュアル(お墓がなくても大丈夫)自分の骨を自然の中に返す方法」
http://www.mumyouan.com/f/fn-8.html


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