橋本裕の日記
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今日は経済学の本に書かれていた「宝探しのゲーム」を紹介しよう。100平方キロメートルの草原の土地があって、この草原のどこかに100万円の入った壷が隠されているとする。100人の人が1日だけこの土地を探す権利を買った。
さて、人々はどうやって宝探しをしたらよいか。その戦略を考えよ、という問題だ。ただし一人の人が一日かけて捜せる範囲は1平方キロメートルとする。まず、考えられるのは、次の二つの戦略である。
�ー�由競争戦略 各自がそれぞれ独立に自由に宝探しをする。宝は見つけた者がひとりじめにする。
��共同共生戦略 区画を100に分け、分担して探し出し、宝物は100人に平等に分配する。
さて、どちらの戦略が優れているかということだ。�,寮鑪�だとすべての土地が探索されるわけではなく、宝物が見つからない場合がある。しかし、各自について1/100の確率で100万円を手に入れることができる。
�△寮鑪�だと、確実に宝物が見つかるように思えるが、実際はどうだろうか。人間の心理として、だれかがみつけてくれるだろうという手抜き心が起こらないともかぎらない。また、発見しても、手にはいるのは1/100の1万円だけだ。これで労働意欲が湧くかという問題がある。
結論として言えるのは、どちらの戦略がすぐれているかということは、経済学的に証明することも結論づけることもできないというだ。それはその100人が所属する共同体の性格に多くを依存している。
アメリカ型の一攫千金を狙う自由競争社会であれば、�,龍チ萓鑪�が有効かも知れない。しかし、かっての日本のような農耕文明の集団主義を色濃く持った社会では�△龍�生戦略のほうが成績がよいだろう。
なお、実際には�,鉢△涼羇崚�な戦略が無数に存在する。たとえば、共同共生をベースにして、個人のインセンティブにも配慮した次のような戦略だ。これが現実的な戦略といえるかも知れない。
�6莢茲鬘隠娃阿吠�け、分担して探し出し、宝物は発見者が半分の50万円を所有し、残りの50万円を99人で分配する。
区画の割り振りは抽選がいいだろう。発見者の取り分を少なくすれば、これは連続的に��共同共生戦略に移行する。さてあなたがこのゲームに参加するとしたら、発見者の金額をいくらに設定したいと思いますか?
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