「ガムを食べた。」 DiaryINDEXpastwill
2000年12月29日(金) 弱肉強食

相変わらず腰痛だ。
ついでに朝、下痢だった。
寒気もした。風邪の前兆なのかもしれない。
でも、これから風邪ひく度にこんな腰痛になるのならたまらんな。

ほんと俺はへたれだ。
情け容赦なくへたれだ。
自分に「情け容赦なく」って言う時点でへたれだ。

昼間、若者の討論番組をぼーっと見た。
少し刺激されながら見ていた。
でも、あの中に自分がいたら、どうしようもないと思った。
あの場に参加するには、
「強くならなければならない」って思う事が必要条件だった。
俺はあの中にはいないタイプの人間だ。
闘えないタイプ。
闘うことを止めているタイプの人間。
そういう人間も世の中にはたくさんいると思う。
そんな奴は問題外なんだ。
そして、そんな奴自身もたいていそれは解っている。
問題にして欲しいと思いながら、
それを主張することはとても恥ずかしいことだと解っている。
しかしながら、それでも自分の問題を彼等と同じ土俵に上げようとして、
しかもその方法を勘違いした奴が訳わからない犯罪を犯してみせるんだと思う。

思うのは、世の中はこれからどんどん弱肉強食で進んでいくんだって事。
どんなに不当な仕打ちを受けようとも、
その時点で反発したり、抵抗したりという自己主張をしないのならば、
お前はその仕打ちを受けるに足る罪を背負うことになるのだよ。
「いじめられる方も悪い」ってのはそういう事だ。

そういう世界では、何らかの形で自分の強さを誇示しなきゃならない。
みんな本当の強さなんて持っていないから必死だと思う。
知識や、言葉の瞬発力や、金銭や、肉体的な力や、何やるかわからない怖さや。
それらをもって自分の強さを誇示しようとする。
そして自分より弱い奴を見つけたならば、
自分の強さを上げ底するチャンスとしてその弱者を利用する。
良いも悪いもなく、そうやって闘わなきゃ生きていけないって事だ。

そういう風に考えたときに俺は、
何故自分はもっと必死になって闘おうとしないんだろう?って思う。
はったりであろうと、表面的なものであろうと、
何故強さってものを身に付けようとしないのだろう?と思う。
そうやって闘い続ける事の先に何があるのかとか、そういう疑問を持つ前に、
既に自分が、闘うか死ぬかって所まで追い詰められているっていうのに。

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