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固定観念の瓦解 - 2011年11月24日(木) Facebookでメッセージを送ってみた高校時代の片思いの相手からなんと返事が届いたのである。 返事が届いたという事実が単純にうれしくてたまらない。 そりゃ同級生なのだから返事ぐらい普通に送るだろうけど、わたしは彼と、高校時代、会話らしい会話をしたことがまったくなかったのだ。 卒業式の日に 「第二ボタンください」 「え?ああ、これでいいですか?」 「ありがとうございます」 という会話を交わしたのがたぶん最初で最後で、他は記憶にない。 (そしてその会話すらたぶん先方は覚えてない) その彼とFacebookを通じてはあるが初めて普通に同級生らしい会話ができたというのがうれしいのだ。 なんというかネットってすげー。すげーよ!! 思春期の片思いには相手をむやみに神格化してしまうことがままある。 わたしの場合は彼がそうだったのだろう。 畏れ多くも彼と話すことなど絶対に無理だ、一生そんなことできるわけがない、と思うともなく思い込んでいた。そしてそのイメージが固まったまま卒業して今日に至る。 だもので、普通に話すぐらいなら実はそこまで無理なことじゃなかったという事実を目の当たりにして、大げさに言うとちょっと世界観が変わった感じがするのだ。 凝り固まっていたものが瓦解したような。 これでもう思い残すことはない。我が人生に一片の悔いなし。 Facebookで一度やりとりをしただけですっかり満足している。 -
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