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2002年03月25日(月) またまた模倣犯。

興味ないよ。
原作読んでないんだからネタバレしないでよ。
・・・という方は今日の日記は飛ばしてください。
読んでる〜!と大騒ぎしたからには一応感想書いておこうと思うので。


あのボリュームの本を映画にするというんだから
原作と映画は別物になるんだろうということは容易に予想できました。
でもそれは「ピースが主役なわけだから他の登場人物のエピソードは削り落としていくんだろうな」
・・・というぐらいの予想でした。
ピースが主役ではない原作を読み進めていくうちに
ピースを主役に据えるという映画にすごく違和感を覚えたんです。

理不尽な悪と向き合う被害者の家族、警察。そして加害者の家族。
ピースの人物像はそんな登場人物の目を通して描かれているわけだから
そういう人たちの心の動きを描くことによって
登場人物の目を通してピースを見た読者は否応なしに冷徹なピースへの憤りを感じるようになるはず。
でもピースの側から描くことで、そんなピースの冷徹さにエクスキューズが加えられることになったら
ピースへの同情の余地が生まれるのではないか。
見ている側がひとかけらでもピースに同情を感じたら
それは「模倣犯」ではなくなってしまう。

のめり込んで読みながらもそんな危惧を抱いたりしました。
おまけに、読み終わってキャスティングを調べてみたら真一クンの名前がなくて
「ホントに別物なんだな〜」と実感。
(どうやらJrの子がやるらしいです。名前聞いても全然知らない子^^;)
ま、別物なら全くの別物って割り切って見ればいいことで
原作と比べる必要もないとは思うんですけど
主役=ピース=中居、ってなると
「絶対に肩入れしない」って決めていたとしてもピースの心模様を探ってしまいそう。
ここはなんとしても「キーーッ!」ってなるぐらい憎たらしいピースを見せてくれよぉ>中居。

しかし久しぶりに本読んで頭使ったって感じです。
唐突に「○○は・・・」って今まで出てこなかった人の描写が始まって
その人がストーリーにどうかかわってきてるのか、
しばらく読み進めてからまた戻って読み直してやっと納得したりして。
全部読み終わってからもう一度ひととおりページをパラパラとめくりながら
「あ〜この人の話がここにつながるのね」とか確認しました。
でも。とにかく。おもしろかった。
原作読んでから映画でも、映画見てから原作でも、とにかく読んでみるとおもしろいと思います。
長さ的にはしんどいかもしれないけど(笑)。

あとは中居がどう演じてくれるかだ。
今朝のめざましで爆笑問題が模倣犯に出演ってやってて映画のシーンがフラッシュで流れたけど
中居、えらいカッコ良かった〜〜!
ホントに楽しみです、6月8日。


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