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『微炭酸ニッキ』  山崎ナオコーラ

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HELLO、GOODBYE
2001年09月17日(月)

「傷つけた傷つけられたっていう事はよくある事だから、恨まないでいきたい」
っていう文を何かで読んだ気がして、その通りだなと思っているので、そうするようにしている。

実際、考えてみると、「あああ、傷ついたあ」って時は、状況で傷ついただけで、誰かに傷つけられたっていう風には思ってない。
人間関係で傷ついたのだったら、なおの事、誰かが悪いなんて、絶対思わない。
でも傷ついたのは本当なのだから、傷つく事が出来る間にしっかり傷つくべきだなって思う。
風邪と同じで、適当に済ませると、後でこじらせる。
周りに心配を懸けたらいけない、など気を使って元気な振りをするなんてばかだ。
勿論、人に頼ってはいけないし一人で立ち直るしかないが、でも周りを信用して、心配かけるくらいは気にしないで傷ついた方がいい。
兎に角、どんなに真面目に生きていても傷つけた傷つけられたっていうのは起こるのだから、事故に遭ったと思えば良い。
そしてそこから何か学び取るくらいしか出来ない。

何にせよ、傷つくのは簡単だ。ただ傷つけば良いのだから。

大事なのは傷つけた側が、気にしない事だと思う。
思いやりは大事だと思うけれど、あっけらかんとしとけばいいと思う。
大体、実際に何故傷ついてるかも聞かないで、想像で「悪い事した」と的外れな罪悪感を持ってることもままあるよな、と思う。
「しょうがないじゃん」って感じで無邪気でいればいいんじゃないかな。
むかつくけど笑えるから。

私は、生きていれば迷惑かけるのは当たり前と思ってるから、人の事を傷つけちゃった時も平気でいる時があるからもしかしたら結構むかつかれてるかもしれないが、そんな時は愛敬で乗り越える。

たぶん傷ついた側は傷つけた側に対して、気に病んで欲しい、とは思ってないはず。




べたべたにビートルズを聴く。
HELLO、GOODBYEがすき。




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