Love Letters
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2003年03月01日(土) 感触

 
 あなたの感触が忘れられないのは、

 抱かれた日のあとの数日間。

 身体が、あなたを思い出して疼きます。

 甘く火照った身体には、

 あなたに愛された痕跡が

 鮮やかに残っています。



 あなたに愛された胸の先端は、

 触れれば痛いほどに敏感で、

 あなたに愛された茂みの奥は、

 蜜が溢れ出すほどに

 潤んでいます。


 
 蘇る欲望を抑え切れなくて、

 私の淫らな指は、

 あなたに愛された記憶を

 再び辿ってしまう…




 「あなたに長いこと会えないと、

  身体もあなたのことを忘れてしまいそうなの。

  あなたに抱かれた記憶にも

  賞味期限があるのよ。(笑)」


 「男と女の記憶の構造って違うんだろうか?」


 「そちらはどうなってるの?」

 
 「こちらでは、いつでも使用可能。(笑)

  肌の感触も

  キスした時の舌のじゃれ合いも

  ヒップラインも

  フトモモの感触も

  尖った先端も…」


 「尖った先端…?」


 「胸。(笑)」


 「………」


 「絶句してる?(笑)」


 「やだ…。恥ずかしいでしょうが。(笑)」



 キーをタイプする音だけが響く

 静かな週末の夜。
 
 チャット画面に打ちこまれる

 あなたからの淫らな言葉に

 赤面している私がいます。



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小夜子

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