Love Letters
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「お母さん、好きな人出来た?(笑)」
昨日、小学生の娘に聞かれた。^^
お父さんと別れて暮らし始めて、
もう、3年になる。
母親と子供達だけの生活にも、だいぶ慣れて来た。
まだ、胸も薄く、初潮も迎えていない娘だけれど、
最近、クラスに気になる男の子がいるらしく、
食卓ではよく、その子の名前が話題に上る。^^
あなたと付き合い始めて、
もうすぐ1年になる。
娘はまだ、あなたに会ったことが無い。
母親の「何でも相談できる大切な友達の一人」くらいに
思っているらしい。
娘にとって、あなたは、
塾で習っている、算数や理科の難しい質問に答えてくれる
親切な先生でもあったりする。^^
母娘のせいか、
私達は似ているところが多い。^^
洋服の好みとか、好きな男のタイプとか、
好きな映画とか音楽とか、
本を読んだり、文章を書いたりすることが好きなところなど、
数え上げたら切りが無い。
「君は子供の話をしている時が、
一番生き生きしてるね。(笑)」
と、あなたに言われたことがある。
恋人の前で、子供の話をするなんて
無神経だと思う男性もいると思うけれど、
あなたは、私が、子供達との生活の様子を話したりすると、
「小夜子の家って本当に楽しそうだね。(笑)」と
いつも面白がって聞いている。^^
以前、
某人気日記作家さんが、日記の中に載せていた、
恋人に送る質問状というものを
あなたと交換したことがある。
まず、愛する人の名前を書いて、
その人に関する、30の質問に答えるというもの。
「その人(あなたの愛する人)の好きな人は誰ですか?」
という質問があって、
私は、図々しく「私。^^」と答えたのに対して、
あなたは、私の二人の子供の名前を書いた。
私は、もう結婚はしない。
仕事と家事に追われる忙しい日々ではあるけれど、
現在の子供達との生活に十分過ぎるほど満足している。
この現在の幸せがあるからこそ、
あなたを愛せるのであって、
この幸せのベースがなかったら、
きっと、あなたのことも愛せなくなるような気がする。
「出来れば、一緒に暮したい。」と
あなたに言われたことがある。
「もし、君が結婚する前に出会っていたら、
俺のプロポーズを受けてくれた?」とも。
だけど、わからない…と思う。
かつてのあなたと私が出会ったとして、
二人が恋に落ちたかどうかはわからない。
一度、結婚して、
二人の子供を授かって、
私は変わったと思う。
守るべき、かけがえのない存在を
神様に与えられて、私は、
愛されるより愛することの喜びを知ったような気がする。
愛されること、許されることばかりを望んでいた
かつての我侭で幼い私に、
あなたは惹かれただろうか…
おそらく、答えはNOだろう。
娘の質問の真意をあれこれ想像していたところへ、
あなたから電話があった。
「早紀ちゃん、理科のテストどうだった?(笑)」
今度のデートの話よりも先に、娘の塾の話題。^^
娘の通う、某大手進学塾は、
科目ごと成績順に座席が並んでいる。^^;
昨夜、あなたに、
娘が、今回、国語がトップの成績で、
最前列の真中の席になったと報告したばかり…
どうやら、いつもあなたに質問ばかりしている
超苦手な理科の方を心配してくれたみたい。
最近、あなたも娘も
お互いが気になる存在になりつつあるのかな。
小夜子
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