Love Letters
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あなたの長い指が
私の中心で
遊ぶ
ちゅるちゅる果汁を掬い取るように
ざらざら小さな突起を擦るように
熱く呼吸する子宮に
辿り着こうとするかの如く…
小さく旋回しながら
行きつ戻りつしながら
私の快感のうねりを
探っていく
あなたの指
時折
溢れ出す泉を置き去りにして
傍らの
深紅の花芯を
優しく撫でる
雫で濡れた花芯を
リズミカルに弄ぶ
繊細で
大胆な
あなたの指
あなたの指が蠢くたびに
私の吐息は
甘く
濃く
速くなっていく
このまま
階段を駆け登りそうなの
泣き声にも似た
甘い叫びが
唇から零れてしまう
汗ばんだ
つま先が震え
シーツを噛む
駆け抜けた
その先に
果てしなく見えたものは
眩暈がしそうなほど
白い空
小夜子
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