Love Letters
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2003年03月15日(土) 子猫はミルクを舐めるのが好き


 ベッドの上で

 じゃれあう

 二匹の猫



 擦り寄せ合ったり

 キスしたり

 身体を温め合う

 あなたと私



 雌猫は甘えた声で

 あなたを誘う



 「ねぇ。舐めてもいい?」



 華奢で

 しなやかな身体を

 あなたの浅黒い肌に

 撫でるように這わせていく



 あなたの身体の

 固く、熱くなった部分を

 そっと口に含む



 上目使いで

 あなたの瞳を見つめながら

 いとおしむように

 それを舐める



 「好き?」



 ぴちゃぴちゃという音が

 静かな部屋に

 いつまでも響いている



 生温かい白い液体の匂いが

 雌猫の

 細い喉を通っていく



 やがて

 遊び疲れた

 二匹の猫は

 寄り添ってお昼寝をする





 「小夜子って、猫のイメージだな。(笑)」


 「そう?(笑)」


 「うん。じゃれついて来る感じが…(笑)」


 『あなたに甘えてじゃれつくのは、

  居心地の良い場所をちゃんと知ってるからなの。』



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小夜子

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