French Wolf の日記
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今日は、まったく驚くべき事件が起こった。
先日お邪魔した母の伯母のご主人 (税理士をしている地元でも名士・有力者) がやってきて、俺によい物件があるといって、一軒家の見取り図を持ってきてくれたのである。話を聞いてみると、どうやら田舎の連中は、俺がもう茨城に永住して仕事をするものと決め込んでいるようである。そこで、その伯父 (みんなに先生と呼ばれているから、以降「先生」にしよう) は、俺のための物件を探してくれたのである。
まずは呆気にとられてしまった。もちろん自分のために家探しまでしてくれるのは非常にうれしいことである。しかし一方で、鬱状態にあり自分に自信をもてない今、家を購入するというのは、きわめて大きなことである。先生がいくらか負担してくれてもよい、となんともありがたいオファーをしてくれたのだから、その言葉に甘えたほうがよい、というのが親戚一同の一致した見解だった。70 坪を上回る敷地に、40 坪以上の家。5LDK である。土地付きの物件である。今払っている家賃程度で毎月のローンを組めば、20 年前後で完済することになるものの、やはり東京育ちの自分にとって、東京を離れて生活するということは、かなりの勇気を有する決断になる。明日その物件の外見だけでも見てみようということになったのだが、とりあえず見るだけならタダだということで、たぶん見に行くだろう。
夜は、母の弟の家に風呂に入りに行った。というのも、祖母が腰を痛めており、自宅にある風呂場だと何かと不都合が多いのである。昔の風呂で、相当に足を上げなければ湯船につかることはできないし、またシャワーもない。というわけで、週に何回か叔父の家にお邪魔しているらしい。先週も俺はそれに便乗し、風呂に入り、酒とご飯をご馳走になってきた。こんしゅうもしかり、である。
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