恋のさじかげん
れのん

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■ 応答なし。

今日、電話をした。
自分からは、ほとんど電話をしないあたしから、電話をした。
それぐらい、声が聞きたくて、彼を感じたい、と思ったから。
あたしは、追いつめられていたのだと思う。
二回、電話したけれど、留守番サービスに繋がり、
何もメッセージを残さずに、切った。
ICQも立ち上がらない、掲示板もそのまま、
チャットをしているかどうかなんて、分からないし。。。。
ネット不倫をし始めて、頻繁に思ったことの一つに、
彼、もしくはあたしが死んでしまったとして、
誰がその情報を、彼、もしくはあたしに伝えてくれるのだろう、、ということ。
彼とあたしの関係を知っている人は、この世の中には誰もいない。
あたしは、近しい友だちにすら、言っていない。
だからなのかな、、、誰にも言えなくて、つらかったりするのは。
愚痴すら言えないのは、かなり、きつい。。。。
連絡が取れないとまず、思うのは、病気、事故、入院、そして、死。
そんな思いをしながら、あたしはこの二年間をのりこえて来たんだと思うと、
普通の恋愛をしていて、普通と思われていることが、
まったくの普通なんかではなく、奇跡であるような新鮮さを持つことが多い。
心配のしすぎ、考えすぎ、と笑われそうだけど、本当のこと。。。
ほんの一言に、ほんの一瞬の表情に、あたしの気持ちは揺れ続けた。
些細なことが気がかりになって、それを確かめることも出来ずに、
泣いて、自分を諦めさせて、忘れるように努力して、過ごしてきた日々。
この日々を、「懐かしいね」って二人して思い出せるような日々はもう、こない。
初めから、来るはずのない日々にあこがれていたなんて思いたくない。
それがたとえ、本当のことだとしても。。。
だめになってしまうまで、諦めてしまうのは、嫌だった。
退廃的な恋愛を望んで選択して、一生懸命だったなんて、
哀しすぎるから。。。。
彼とは、連絡が取れない。
あたしは明日から、しばらく日本を離れる。。。
このまま、少しずつ遠ざかって、忘れてしまってもいいのかな。。。
日本を離れる前に、声ぐらい、聞きたかったよ。
今でも、好きだから。

2001年01月15日(月)
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