ひっそりとひとりで過ごしていた図書室にアサキが訪れるようになったアサキとわたしは別々の机に座りめいめい好きなことをするときどきこちらから話し掛けたりアサキがそばへ来たりこのあいだ気付いたのだけどアサキ、かすかに青竹の香り今日みたいな雨の日はその青竹がいっそう冴えて