日焼けした先生がみんなにあの花火事件の話をした「犯人はまだわかっていないということで…」ショウタは家族旅行とかで来てなかったナカヤンは腕の皮をむいていたぼくは消しゴムのかすを鉛筆のおしりでこねていた「……事故のないように…、みなさんも…」みんなが下敷きであおぐペコペコいう音とセミの鳴き声にさえぎられて先生の声、小さくなる 遠くなる