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■ 言霊といふもの。
たくさんの想いが生まれては消えていって、それを少しでも自分の心に留めておきたいと思ったのが、私が物を書き始めたきっかけ。そういえば人に伝えたいと言う気持ちはそこにはなかったんだな、ということに気がついた。理不尽なことへの憤りや悲しみを忘れた大人になりたくないと、思っていた。 私にとっての言葉は今でも、表現であるより先に気持ちのバランスを取る術。だから私が饒舌になるのはたいてい何かを心に抱えているときだね。 そういう言葉はいったい、人との関係ではどういう意味を持つんだろう。共感されたり反発されるだけならいいけど、それがマイナスの力を含んだものじゃないといいなと思う。 きっと必要なのは埋没してしまわないだけの客観的な視点と、多少のユーモア。たとえここが自分のテリトリーだとしても、人の目に触れる以上はその影響力を思わないわけには行かない。ほんの小さな力しか持たないんだとしても、発するからには自分の言葉に責任を持ちたいんだ。マイナスのエネルギーなんてさ、全く喜ばしいものじゃない。偶然そういうものに触れてしまったときの自分の気持ちを考えると一番よくわかる。
まあなんていうか、きっとここに私が書くようなことはマイナスとかそういう問題とは別に、本来スマートでスノッブな大人であるためには内に秘めておくべきことなんだとは思いつつ、ここは私のお家だから許して、と、思うのは・・・やっぱり矛盾してるかな?
2002年06月04日(火)
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