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■ イノチミジカシコヒセヨオトメ
きみはきっと知らない。 晩秋の冷たい風のなか あの、線路沿いの道を ただまっすぐに歩いた あたしのうしろすがた。
あたしは何も知らない 小さな小さな子どもで、 零れる涙の意味さえも わかってはいなかった。 まだ、何ひとつとして。
今も同じ場所にいます。 そう、あの道を回って 再びここに戻ってきた。 だからあのときよりは 少しは大きくなったよ。
何よりも大切な言葉を ここから君に届けよう。 冷たい冬の風に乗って 知らない町のあなたへ 言えなかった、言葉を。
2003年01月24日(金)
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