にっきちゃん。

2003年12月15日(月) 虚空にけぶる

今日とても悲しい事がありました。
その出来事は今日一日のあたしの心を無意識下で耐えることなく
曇らせていました。


今日、昔付き合っていた人にどうしても用事があって
電話をしたのです。


あたしの大切なものと、彼の大切なものをそれぞれが

交換して持ったままだったからです。
あたしも郵送で送るから、あなたも送って欲しいと。


もう、二度と合う事がないと思ったから。



別にケンカしてわかれたわけじゃない。
大嫌いになってわかれたわけじゃない。


だから、あたしはフツウに 久しぶり、元気にしてる?と
話しかけました。

すると。
彼は不自然な敬語での返答。


交換したままの大切なものを返し合いたいという
話にも、あーーー、あーーーー・・・というばかりで
なんと不誠実。
わかったとは言っていたものの本当に返してくれるのか
不安でいる、というこの現状。



そして、じゃあ、と言って切ろうとすると
『シツレイシマス』とめちゃくちゃ不自然な切り方。



正直、呆然としました。
ものすごく心が寒くなりました。



この、不誠実であきらかな嫌悪感と見せつけるような他人ぽさ。



あたしとあなた、一度はすきと、すきだったんだよねと。
あなたと一緒にいるとき、ものすごく前向きに、なんでも一生懸命
頑張れた私さえもかすみそうになりました。

今だって糧になってる、あなたの一生懸命生きてる姿に感動して
あたしも毎日必死に生きることが出来た日々。



それを、『別れた』という事実だけでこんなふうにしてしまうのかと。
例え別れが来ても、離れても、男でも、女でも、友達でも恋人でも

出会わなければよかった出会いなんて、ありえないと
ずっとずっと思って今まで生きてきたけど
はじめて『出会わなければよかった」とうっすら感じました。

それくらい、彼のいた日々の私がむなしく思えました。


青いなぁと思うけど、
人間って寂しい、と漠然と思いました。


正直、早く彼の存在を自分の中から消したいと今感じていることは事実です。
一生懸命生きていたあの頃まで曇りそうな私が情けない。



冷静に考えて、やっぱり出会ってよかった、あの日々は意味があったなァと
ひとりにっこり微笑む日が早く来るといいなぁ、って思います。





だからあたしは、ダイスキな人にうまく「だいすきだよ」『大切だよ』
『世界で一番愛してる』・・・・なんていうその時感じたキモチを
素直に表現する事が下手なのです。



だって、今日みたいな日には、その素敵な嘘のない言葉が
うそになり、心を虚空にさせるからです。

そのときの愛が、渋くけぶるからです。
こんなキモチ、二度と味わいたくないんだ。


こんな現実と隣り合わせに、それでも人間をキレイに信じ、
愛することは 難しい。



まぁ、今日は早く寝て。
明日もお仕事がんばるさ。


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綾 [MAIL]

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