
午後遅くなって小雨がぱらつきましたが、暖かく風もない一日でした。
海津大崎の桜もいまや満開状態です。
平日というのに、沢山の方がバスやマイカーや、レンタサイクルや遊覧船や、徒歩でお花見においでになります。
今日はNHKの中継車まで繰り出して、桜の取材をしておられました。
そろそろ自動車の数も増えはじめ、大型観光バス同士の離合などでもたつくとすぐに100メートル位の渋滞が起きてしまいます。
これからおいでになる人は、徒歩かレンタサイクルをおすすめいたします。
写真の場所は海津大崎の手前の「旦過(たんが)」という地名が残る場所で、中世の舟溜まり跡を埋め立てて公園としたもので、広いスペースの少ない海津大崎周辺では、お花見で弁当を広げるのによい場所となっています。
旦過(たんが)というのは禅宗の言葉で、行脚僧が一夜の宿をとる宿泊所のことをいい、中世にはこのあたりに禅宗の修行場があったことをうかがわせます。
先日紹介した「願慶寺」ももとは禅宗のお寺で、海津の東山一帯には禅宗の影響が色濃く残っています。
太平洋戦争時代、海津や西浜から徴兵され、故郷を思いながら南方や大陸で戦死された方々をまつる忠魂碑(ちゅうこんひ)もこの地にたてられ、子孫の行く末を見守っておられます。
|