ちゃーむす日記
ちゃーむす



 価値観

今日は、家で飲むためのお茶を刈った。

我が家は、組合に出荷するお茶と、自家用茶にするものと、別々に刈り取る。
なぜそんな面倒なことをするかというと、単純に自分の家の茶畑のお茶が飲みたいからだ。
今日のお茶は、とってもいいお茶だった。
柔らかくて、綺麗な葉だった。

こうしてできあがったお茶を、我が家では1年中飲んでいる。
時には、お客様のお土産に出す時もある。

こういうのって、贅沢だと思う。

どんなに高級なお茶を飲むよりも、贅沢だ。

今の世の中、お金を出せばなんでも手に入る。
最高級のお茶に、最高級のお米、最高級の梅干までも・・・最高級と名のつくものがゴロゴロしている。

だけど・・・。
贅沢って、お金を積んで出きるものばかりじゃない。(以前も日記に書いたけど)

無農薬で頑張って作っているお茶、
今だ、はざ干しでつくっているコシヒカリ、
庭の梅の木になる梅を一つ一つもいで、畑のシソを入れてつけた梅干、
お母さんが畑で精魂込めて作った野菜で作ったお漬物。
それらで、おにぎりを作り、お漬物と一緒に山の竹林でとった竹の皮で包み、山からひいている水を沸かしてだしたお茶を水筒に入れ、目の前の山を見ながらおにぎりをかぶりつく。

こういうのって、昔はごくごく普通だったんだろうね。
でも、今の世の中、これって究極の贅沢なんじゃないかと、私は思う。

2001年06月04日(月)
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