ちゃーむす日記
ちゃーむす



 緑とせせらぎ

美味作が管理運営する「宮代オートキャンプ場」の奥には、すてきな場所があった。
かねてから噂は聞いていたが、実際に足を運んだのは今日が始めて。

朝8時30分、キャンプ場に集合。
早速出発。

まずは小さな谷川を横切る。
ある意味でここが一番難関かも?

石をぴょんぴょんと飛び越えてわたる。

「雨が降ったあとは水の量が増えるから、危ないかもしれないよ。」
と、山の仕事にも良く出かける茶屋の会員でもある久子さん。


彼女の先導で、どんどん歩く。
谷川に沿った道は、人が一人通れるほど。

せせらぎが心地よい。
鳥の鳴き声がすがすがしい。
足元のさまざまな草花が生き生きとしている。
先輩たちの話に耳を傾けながら、歩いていく。

「ここは昔水車があったんだよ。」
「ここは鉱山あとだね。周りに細かい石があるでしょ。」

なるほど、みてみると山側に小さなくぼみがある。
残念ながら入れるような穴はなく、古いごみが押し込まれていた。

「入れないように埋めたんだね。」

しばらく行くと、石垣が見えた。
(こんな山奥に?)

「ここは畑だったんだ。」
「えー!!こんな山奥に?」
「昔はこうして開墾したんだね。山の奥に石垣を積んで土を耕して桑や稲を作ったんだね。」

信じられない。
こんな山奥に?こんな大きな石を?重機も無い時代に?
町育ち、(今は昔)現代っ子の私にとっては驚くことばかり。

今はその場所にはヒノキが植林されていた。


途中、木苺やささゆりややまぶき、ギボウシを見つける。


緑とせせらぎはマイナスイオンたっぷりだ。


終点に着いた。
実はこの先まだまだ道はあるが、ここまでの道のりが散策にはベスト。

滝が流れていた。
清流が美しかった。

皆、腰をおろして一服。


帰り道は行きとは違ったコース。

途中アマゴ放流の人に出会った。
しょい籠には小さなアマゴがいっぱい!!
もっと上流に放流するんだって。


山を降りて別の鉱山口跡をみて、牛小屋をみて、川原に降り立ち、キャンプ場へ戻った。

そこでおばさんたちとちょっと早い昼食。

皆の話に花が咲く。



しかし、いい場所でした。

不思議な空間にトリップしたようでした。


よし!今度又いくぞ!!


行ってみたい方、茶屋までメールください。

道先案内人になりましょう(笑)。

2004年06月17日(木)
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