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■ 郷土歌舞伎
無事終わりました。
今はやれやれ・・・です。
娘が出演するはずだったのが、私まで出演してしまった(別外題)今回の歌舞伎公演。 数回の練習を踏んでの本番は、思いのほか緊張も少なく、楽しささえもありました。 私たちの役柄はある意味喜劇っぽいので、皆さんにもわかりやすかったようです。 出番に笑っていただけ、光栄でした(^^)。 (観客の笑い声が快感でした〜)
初めての挑戦・・・。 鬘やどーらんは結婚式以来のこと。 お化けのように白く塗られ、紅をさした顔(爆)。 楽屋に尋ねてきた我が母(実母)は、この姿を見てげらげらと大笑い(−−;。 衣装を着せられきつく帯を締められ、さて出番です。
少々どきどきしながらも、これから始まろうとする事の次第に期待。 笑みさえこぼれます。
位置につき師匠の合図で幕が開きました。
(わお!!お客さん!!)
一番初めの台詞の次は私の台詞。 「ムカデのようないびきをかいてお店の邪魔。起こしていんでもらいましょ。」
舞台に立つと頭が真っ白になっちゃうかと思いきや、全然大丈夫でしたぁ(*^^*)。
その後数回台詞があり、私たちの出番その1は無事終わりました。
問題の第2出番。 平次と忠太に1人ずつ乳房をあらためられるという場面。 まずはおづつさん。 早口言葉で話します。この役者さんベテランの♂。上手すぎる演技です。 次はおたいさん。 魚ずくしの言葉で喋り捲ります。 これもまったくうまいのです。彼女、私の友達なんですが素人離れしています。かなり。。。
そして、私の番。おひろの登場です。 スケベな忠太が、平次に「自分も乳房あらためがしたい」といいます。 お稽古の時、忠太は私の胸には手を伸ばそうとはしませんでした。 が・・・。 本番は思いっきりきました(^^;。 からみがいつもより長いんです(^^;。 (オイオイ・・・忠太しゃん〜〜)
忠太「国はどこじゃ?」 おひろ「国は米の国、麦の国、ひえの国〜。あ、あ〜阿波の徳島で〜ととさんはお弓、かかさんは十郎兵衛〜」 忠太「そりゃさかさまじゃ!」 おひろ「そのさかさまに〜会いたさに〜折子いたしておりまする〜。」 忠太「していくつになるのじゃ?」 おひろ「13でござりまする〜〜〜〜」
これらの台詞、『傾城阿波の鳴門 順礼の場』のパロディー。
そして、私たちの場面は終わりました。
終わってしまえばなんと寂しいこと。
今回、この歌舞伎に挑戦してまたいろいろなことが見えました。
師匠の熱心な御指導。 役者たちの真剣なお稽古。 そして、何より大道具等の裏方の方々のご苦労。 すべてを支える歌舞伎保存会の役員の方々の心配り。
素敵な事だと思います。
1人でやることも大切だけど、こうして多勢で何かをやるのって素晴らしい。 そう思いました。
思いもよらなかった歌舞伎出演。 私の今年の「初体験」はこうして幕を閉じました。
毎度毎度、こんな嫁をフォローしてくれた義母に感謝。 家族に感謝感謝です。
この場をお借りして・・・。
皆様、おひねり御祝儀、御声援をありがとうございました!。<(_ _)>
2004年09月20日(月)
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