2006年05月22日(月) |
口笛 そして私の現実 |
あの日、家の周りを男の人が歩いていた。 それは影だったけど、でも何故か怖くはなかった。 キレイな口笛を吹いていた。 それで私は安心できた。
神様が私の頭をぐるぐる回した。 中身を調べているように思えた。 外では戦闘機が飛んでいた。 過去の思い出がぶわっと蘇った。
もしあの口笛があなたの出す光だったなら。 今度は私が光になろう。 あなたの未来を明るく照らす光に。 怖いものなんてないよ、もう大丈夫だよ。 世界は今日も廻ってるから。 何処かで誰かが死んでも、また新しい命が生まれるよ。 だから大丈夫。
あなたを悩ませるもの全てを私が洗い流そう。 隣に行くことが許されなくても。 ここから私はあなたを見守ろう。 そうやって私は生きて行こう。
そしてたまには夢で逢いましょう。 お弁当を持って公園へ行きましょう。 芝生に転がって、太陽と話をしよう。 歌を歌おう。 生命の息吹を感じよう。
私は祈って歌うから。 次は必ず2人出会えるように。 肩並べて歩いていけるように。 だからあなたのその過ちも許してあげて。 後悔しないで。 メロディにのせてその思いを託して。
La La La La La La La La La La La La 風にのって流れていくでしょう そのキレイな歌声を愛して 天使のように地球に降り注ぐように
そして今日。 やっぱりといえばやっぱり、彼から電話がかかってきた。 「離れたくない」の言葉とともに。 もうどうしたらいいんだか解らない。 せっかく頑張ろうと思っていたのに。 私どうしたらいいのかなぁ。 神様、もしいるなら答えを教えてください。 お願いします。 私だってもう過ちを犯したくないです。 あの人の泣く顔を思い浮かべたくないです。 会えばきっと私流されてしまう。 どうしたらいいの。 全部が夢だったなら、それはそれで納得できるのに。 誰か答えを教えて。
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