| 2003年11月29日(土) |
■飛龍伝−2003年版 |
本当はつかこうへいダブルス2003と題して、 「筧利男と広末涼子の 「幕末純情伝」と「飛龍伝」のコンボなのですが、 お金が無かったので、「飛龍伝」のみで。 そもそも広末に両方やらせる意味って、なんだろうと 思いつつ。
又、青山劇場がチケット高いのよ〜〜どうせなら、 もうちょっと小さい所で、(すると安い) 長くやればいいのにと思うのだが、 それでもあのでっかい建物の大きな柱に、二人がぼろぼろの タキシード着て、柱大にでっかく張っているのを見ると、 ちょっと格好イイかなっと思ってみたり。 まあ、後で間違いだと気が付くのですが。
所で私はこの日、よった会社で、片づけ終わらないという 大失態をやらかし、一時間ちょっとの大遅刻!!! そして、こんな時に限って、芝居はノンスットプ! センターど真ん中。芝居が座っている時だと、目線の 高さがばっちし、合う感じ!なのに、遅刻!ごめん!!
(後で現地で待ち合わせしていた渡さんにお聞きしたら、 筧さんの出番は私が来るまで無かったみたい。ほっ)
その肝心な筋はというと、学生運動のカリスマ指導者、 委員長と機動隊の警備隊員ロミオとジュリエット。 以上、終わり!!
もっと詳しく云うと、任務のためにロミオ=一平=筧ちゃん宅に 侵入を果たしたジュリエット=神林美智子=広末。 本当は他に愛する男=桂木純一郎=春日純一がいるのだが、 彼を救うために、スパイとして、一平に近付く、美智子。
だが、単なる偽装結婚だったはずなのだが、一平の純粋な 優しさに触れにつけ、やがて二人は本当に愛し合うようになりと、 そして、その愛の為、自身の誇りの為、機動隊員の男と 学生運動する女は、戦場で再会し、そして、、、、と、
打っていて気が付いたよ、昼メロちっくだな、この話。 (もう美智子の生い立ちなんて、妾のムスメで、愛を知らずに育った奴、 定番それだもん、泣けるモン。まんまだもん。)
それでも、昼メロでも舞台として成立するためには やはり肝心な演技力がモノを云うわけで、、
ヒロインなのですが、←今更。(笑)映画とかはいいのですが、 舞台はこう、演技がふわふわしているといるというか、やっぱり お嬢様演劇?ぴりっとしてないの。 これ、普通のお芝居だったら、まだいいのでしょうが、 仮にもカリスマ指導者、、、なんだし、あーた〜 脚本も本当に、委員長なんですかって、時々、思っていたのですが、 カリスマのくせに、カリスマの場面がめっさ少ない。 皆、もっと美智子を愛して上げてよ!
土佐の海から、出てきた所だけ口立が生きているような、 「きっと判るほど、過去の作品を見てないからなんだろうけど、、 えーとね、私は美智子と一平のラブストーリーを見に来たのね。
でも、演技バランスが取れてないから、一平と純一郎の愛憎劇、 ♪ケンカを止めてに思えるわけなのさ。
それとも、実はこの際、女優は、秘書のお姉ちゃんが、 若くてピチピチだとやる気が出るのと同じ論理なのかしら? 女優はラッピングで、筧さんがプレゼントの中身なのかしら?
つうか演出家って、大体男優の方が好きだよねと、思いつつ。
あー、もー、若くてぴりっとしていて、口跡が綺麗で、美人な アイドルじゃない、女優の存在を切に願う私なのでした。
所で、観劇中、左隣の子が膝掛けに肘を載せていたのです。 肘掛けは両方についているから、一概にどっちのテリトリーに、 所属するか全く判りませんが、でも、渡さん、私、来たし、 ちょっと・・・邪魔なんだけど、お行儀も悪いし〜〜と、 思っていたら、なんと、彼女は右に居ました。 ごめんね、ちょっとでも疑って。
「つうか、じゃあ、なんですか左の彼女は赤の他人????? 知らない人に、そんなことする?いや、寧ろだからか? ちょっと劇場裏に来いやなんて、云えない小心者の私でした。
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