2004年12月11日(土) |
■エリザベス・レックス & マダラ姫 |
そんなワケで(笑)とうとう私の公演日が
シェースクピアが、 人生の終焉に思い出す運命の一夜。
それは、劇作家と、 明朝、恋人を処刑するエリザベス女王と、 女王の恋人の新しい恋人、 もうすぐ肺病で死ぬ運命の女形役者が、一堂に会した、 歴史が代わるはずだった、一夜
――――ということで、わくわくしていったのですが、
どうしよう。あんまり面白くない。
キャストがテキストに振り回されている気がする。 だって、おいぼれたじじいが出た瞬間、 それが誰だか判らなかったんだもん。 ちなみに、主役の一人シェースクピアだった。。。。。。
エリザベス時代に居た、レディマクベスや、ガートルードを やれるような女形を初舞台の人にやらせるのは、どうよだし。。。。。 いや、鮮烈デビューでもキツイだろ、あの役は。
それとも私の粗雑な頭がついていかないのか?
その中でエリザベス女王は流石。
なんかもう格好イイの。麻美れい。 惚れちゃう感じ。男、要らないねと思う! 登場場面の、厩のドアが、さーって開いて、←確か、 逆光が当たって浮き上がった体のラインはステキ。
ラスト場面の大岡裁き←ちょっと、違うけど、ま、そんな感じは お見事ですのヒトコト。 あと、音楽も良かった。サントラ盤買っちまったよ。 そして、今、BGM。(笑)
小日向さんと広岡さんと、佐野史郎だし、よし、行こう!と、 胸をわくわくさせていったのですが、
どうしよう。やっぱ面白くない。
チラシの類を全然見なかったので、 後で知ったキャッチコピーの消えた死体のとか、 深まる謎とか、先入観なしというか、 直感だけで面白そうと思ったのですが、 見ていけば良かったと後悔しました。だって、ほら、 そうゆうつもりで見てあげられるじゃありませんか(;´Д`)
一卵生双生児は同一の性しかありえない、 というこの物語の最大の謎が謎として機能してないんですけど。
主人公が何をしたいのか、さっぱり判りません。 マダラ姫というタイトルと謎と絡まないという大問題が。 人格がまだらになっていくということか?
小日向は何者なの? 広岡百合子演じた佐々木は、しょうごの性別を知ってたの? 知っているにしても居ないにしても伏線が無いのは、どうなの? ラストは、そいで何がしたかったの?
何より、一番イタイのは劇中に出てくる、劇作家が締切に追われて 書いて居るテキストそのまんまな芝居ってことよね。
やっぱり、戯曲って芝居の要よねえ〜 ま、テキストが良くても、大根ばかりじゃしょうがないけどさー。
という意味では同じに見るには対称的な2作品だったかも(笑)
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