今夜も(ノ`´)ノミ┻┻ 

2006年02月18日(土) ■罪と罰−千秋楽

いよいよ千秋楽!
千秋楽を見るのも、随分、久しぶりだなあというか、
この日が来るなんて、思わなかったよとか、
ちょっとしみじみする間もなく、かけこみで、場内へ。
↑おいおい。

U列で、後ろだわと思っていたのですが、結局、舞台、
を中央に作っちゃったから、その分、前に繰り上がり(笑)

結構、良いポジション。で、
そして、今回初めて気が付いたことは、冒頭の場面。

金を数えていた老婆が、突如、妹をカンキンする場面、
アレって、老婆が怒っているのですね。
で、妹を閉じ込める(これが後の悲劇になるのですが)

・・・・・・・・才谷に貢いで、金ちょろまかしたから、
怒ったんだ、オミツ婆さん。
奥が深いなあって、すんごく判りにくいけど。って、私だけ?

そう、この日は、才谷と金のやりとりをする場面で、
金の巾着が椅子から落ちてしまいました。
何で、拾わないんだろうって、思ったのですが、
英は拾わないよね。金、キライだもん。

おかげで、才谷がちょっと探すのですが、
それはまあ、ご愛嬌で。

日替わり才谷は、この日のために取っておいたのか、
ラジオ体操から、ふぅぅぅぅぅぅぅぅ〜とか、あるある探検隊とか、
今時のギャクのオンパレードでした。

そして、結局、英のラスト場面に涙する私。

その前に、「それが私には判らない」〜が、ありますが、
良いと云うほど、特筆することはなしなので、割愛。
てか、好きなの、ココ。クマさん抱き締めているみたいで、
そして、おずおずと差しのばされる手が。

いや、特に良かったというか、何か最後だからというか、
才谷が死ぬのを知っているの?
希望というか、絶望の中の決意を語っているようで、
又、胸がつまってしまったよ。

大楽だけあって、スタンディングオベーション炸裂。
ともちゃんコールが起こってました。

挨拶も、最後の松さんと古田さんの肩組み(笑)の
後に、もう二度、一列ずつになって、挨拶していただきました。

って、相変わらず、何も云いませんでしたが。(笑)

と、いうわけで、ここからは感想というよりは、
私の「罪と×」思うとこを、ちらほらと。

あえて、初演と比べるというなら、10年前は役者が舞台に
乗っていたが、今回は登場人物がたくさん居たという所。

ちなみに、一番イタイ台詞の変更は、「塾生」が無冠に。。。。

たかこさんが、英をやることになって、若さゆえに暴走し、
駆り立てられていく疾走感が出ていたと思うのですよ。

英が、若いナマイキな娘ということをきっちり描くことによって、
母との確執や和解まで、ちゃんと描かれている戯曲なんだと、
改めて、思い知らされたのでした。
テキストに深みがました感じ。

最後はラブストーリーな、だけではないのですよ。
初めて間違って、そして、許されて、彼女は初めて、人間になるのです。

私がこのお話し(という云い方をあえてしますが)を
大好きなのは、この話のテーマが
「理想の為に殺人を犯すことは、是か非か?」というより、

なんというか、私は「理想のためには何をしてもよし、
だから、殺人を犯してもOK」と、いびつにはめてしまった人間が、
実は、自分の感情がそのいびつに入らないことを知ってしまい、
いや、そんなはずはないはずだと、さらに型にはめようとして、
悶えて苦しみ、そして、やっと自分の間違いに気が付くという
話だと解釈しているのでよ。

そいで、そのことが、勝手に私の大好きな人と、
シンクロして、しまっているのです。いや、シンクロしてしまった
から、好きなのかもしれないですが。

そんな勝手な思い込みなんが、というか、
普段はぐちゃぐちゃした想いが、
ちゃんと体系的に台詞になって、役者がしゃべる、
舞台に巡り会えて、私って、幸せだなと。

いや、私のためじゃないのは判っているのだけど。
↑いくら、何でもさ〜(笑)

自分演劇至上、最高のリピート率つうか、4.5万円も
つぎ込んだのか?と思いきや、40500円でした。
どっちにしろ、あれだけど。(;´Д`)

でも、舞台がどんどんこなれていくのを、目の当たりに
できるのは、やっぱ幸福の服でした。

改めて、二ヶ月間半か、無事に駆け抜けたスタッフとキャストに
ありがとうございました〜。いや、絶対に読んで欲しくないけど、
心意気だけ。

と、書きつつも
英はツンデレなんだと業界用語でしめる私。←所詮ね。




 < 過去  INDEX  未来 >


ずるりる [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加