アナウンサー日記
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2002年02月11日(月) 「ウザイ」というキミが「ウザイ」

 いや、別にコレ、特定の個人のことを指してるわけじゃありません。


 今、この「ウザイ」という言葉、テレビやラジオ、そしてインターネット(の掲示板)でよく目にします。
 そう言えば、ひところ話題になった「ムカツク」「キレル」の延長線上にあるような語感です。

 並べて見ると・・・「ウザッタク」感じ、「ムカツキ」、やがて「キレル」という順番でしょうか。


 三つの言葉に共通しているのは、使うヒトの「幼稚さ」だと思います。つまり、自分の心の許容範囲外の存在は「ウザッタク」感じ、遠ざけることができないと「ムカツキ」、いよいよ自分の思い通りにならないと「キレル」という。幼稚園児の思考と同レベルの心理状態と思われます。


 「大人になる」ということを一言で論じるのはとても無理ですが、その要素のひとつとして、「自分とは異質な他者の存在を認め、共存することができる」ということがあげられるのではないかと思います。

 そこへ行くと、「ウザイ」「ムカツク」「キレル」としょっちゅう口にするヒトは、「大人」とは対極な存在であり、「自分は幼稚な人間デス!!」と主張してまわってるようなもんです。ワタシは、それはとても恥ずかしいことだと思うんですが・・・世の中、そう感じないヒトが増えているようです。インターネットの持つ匿名性が加速させているんでしょうか?
 


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